湯本香樹実さんは優秀な作家さんで大ファンです。
最近は絵本でも素晴らしい力を発揮しています。
絵は酒井駒子さん。申し分ないコンビネーションです。
「ＭＯＥ」主催の絵本屋さん大賞第一位だというのも納得です。
ページ数も多く、大人の読者が多いことでしょう。
グレイの用紙に刷られている、駒井さんのいつもながらの《掠れ》は、
それだけでもう涙ぐんでしまいそうなものなのですが、
この絵本は、湯本さんによって光の向こうへと抜けていくので、
あー、よかった。
この本はたいせつな友達についての物語なので、好きでした。
(でもやっぱり悲しいなあ)