2010年9月23日

西村敏雄さんの3冊の絵本

今年の5月から、西村敏雄さんの絵本が3冊、刊行されています。
ここしばらく、この「1冊の本」を更新できなかったので、今回は、絵本3冊、まとめてご紹介することにします!。

なお、ヴァリエテ本六ではこれまで、西村さんの個展、原画展を開催し、沢山のファンの方にご来廊いただいてきました。
そして、いよいよ第2回目の個展を開催します!
お待たせしていた方々、ご期待ください。
改めて告知しますので、どうぞお楽しみに〜。

◆西村敏雄の絵本◆

「もじもじさんのことば劇場 オノマトペの巻」
偕成社・刊

かわいいおじさん「もじもじさん」が、ぶるぶる、のこのこ、めろめろ、ほろり…などの擬音語、擬態語を紹介してくれる、読んで見て楽しい創作絵本です。
ユーモラスな絵と例文の見開き2頁で1語ずつ、豊かな日本語が身についていくかも。
絵の下に添えられたひと言で、更に味わいが増します。
こどもからおとなまで、幅広く楽しめる力作です。
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「おばけかな?」
いちかわけいこさん・文 教育画劇・刊

散歩に出かけたひなこさん、6つの橋を渡っていくのですが…ひなこさんには見えない「おばけ」?が、ついてくるのです。
絵の中にかわいいおばけたちを見つけていく面白さが魅力です。何回も読み返しちゃうよ。

トンネルや原っぱや池の景色がミステリアスで、絵を眺めていると、自分もそこに立っているみたいな気持ちになってしまいます。
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「こぶたのぽんくん」
ますだゆうこさん・文 そうえん社・刊

怖がりのぽんくんはお母さんに頼まれてマーケットにお買い物に行きます。ぽんくんにとっては大冒険。
驚きや発見が、画面いっぱい、ダイナミックに描かれています。

西村さんは以前、インテリアのテキスタイルデザイナーをされていて、そのこともあるかもしれませんが、描かれるお家や町は、おしゃれで雰囲気があり、垢抜けています。
その上、住み心地も良さそう! 商店街界隈は、ホッとして懐かしいようでもある独特な世界。
「こぶたのぽんくん」は、町が好きで、町の良さをよく知っている町っ子の絵本だな、とつくづく思ったのでした。

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