2009年5月3日

エリーゼのために 忌野清志郎詩集

Photo_2

前回、「初心に戻る」と書きましたが、
「初心に帰る(還る)」のが正しいし、ぴったりきそうです。
指輪物語の第3部のタイトルは「王の帰還」でしたが、
くるりと円を一周しながら上昇していく感じがいいかなと思います。

さて、忌野清志郎さんは帰ってきません。
きらきらした色彩のひらひらした素敵なファッション、
ぴょんぴょんと飛び跳ねる(ウサギ年だったですよね)ステージ、
ハイトーンなのにメリハリがあって、はっきりと聴こえてくる歌声、
切なかったり面白かったり、元気になったりする歌の数々、
少年少女たちの王様のような世界、
もうあのステージを見られないかと思うとさびしいです。

「エリーゼのために」は1983年、彌生書房から刊行された清志郎詩集。
彌生書房さんは本郷弥生町で創業されたそうで、
良質の文学書をたくさん出されてこられましたが、現在は出版活動は休止中、
ネット販売のみだそうです。(カバー絵・片山健さん 写真・おおくぼひさこさん)
買えます。この詩集は。

大型の「THE GREAT RC SUCCESSION ALRIGHT NOW」は、
1985年、旧西武球場で開催されたライヴのプログラムです(やはり写真はおおくぼさん)。

あの日、だんだんに暮れていった「雨あがりの夜空に」響きわたった清志郎の歌声は、
ほんっとに、きもちE でした。
さよなら 清志郎。

(プログラムは一冊のみ販売しています。)

  

Back to top