2009年8月8日

「自分にやさしくする整体」 片山洋二郎

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片山先生の整体に通い始めました。
登戸という所にある、「身まま道場」の玄関を入ると、ヒノキの、畳の、い~い匂いがします。
片山敬子先生の施術を受けて一時間後、外に出てくる私は、体中のよぶんな力が全て抜けています。
自分の体の調子くらいは自分で感知したいな、という気持ちから通い始めました。
人に勧められ、行きたいと思ってから何と20年も経ってしまいましたが、きっと、今が通い時なんだと納得しています。自分の知らない自分の体に会えるかもしれません。

この本は片山先生の整体法技術の分かりやすい技法書で、道場に行かなくてもひとりで試してみることができます。
「生き物としての身体感覚を再発見、ひとつずつ開いて蘇らせていくこと」(まえがき)
片山整体の現代性はこれです!  現代人は、生き物感覚をすっかり忘れちゃってますよね。

もうひとつ、各項目ごとに、片山洋二郎さんが記されている“言葉による整体”も、心に効いてきます。
[9]うなだれながら腹の底を覗く、には、
「腹の底には骨盤という井戸があります。」とあります。
「絶望の淵」、だったり、「枯れ井戸」だったりするそうです。
そんな「井戸の底のまた底に(以下略)」  … さて、何があるのでしょうか?  (筑摩書房刊)

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