2009年6月20日

「ゼロの王国」 鹿嶋田真希

007

出ました~。「1Q84」じゃありません。
鹿嶋田真希の新刊、長編小説です。
「1Q84」は、今は大きな本屋さんでも{1卷}は売り切れているようで
もう少し経って近くの本屋さんで買えるようになったら、
豪華なフルコースをいただきたいです。
一方、この分厚い「ゼロの王国」は大きな本屋さんに「しか」ないし、
その棚から、なかなか出て行きそうもないので、
溜めたポイントで、つい買ってしまいました。
面白いです…ということはすらすら読めてしまうということで、
この作家の本はいつもそうです。少なくとも私にとっては。
これはとてもすごいことです。
書かれている物語は強烈だったりしますが、
(「ピカルディーの三度」には仰天しました)
文章は素直、澁澤龍彦みたいに丁寧ですし、わかりやすいです。
初めて目にしたとき、ワールドワイドな作家だと思いましたが、
大陸的というのか、
オリジナリティーがあって好きな作家です。
でも、会話が多いなぁ。
おしゃべりなひとなんでしょうかね。
白百合女子大卒というのに、いつも納得しちゃいます…??。

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