2012年12月22日
「呪いの時代」 内田 樹
内田樹(うちだたつる) 2011年 11月 新潮社刊
2012年ももう終わり。
どたん場で選挙もありました。
やれやれ、と、吐息ばかりつかないで、
来年のことを考えなきゃ。
ちょうど一年前に出た本ですが、今こそ、
読むっきゃないでしょう
身体についても考えさせられます。
私自身も、広い意味で素直に身体に基づいた経済活動をしなくては この先、成り立ってはいかないでしょう。
婚活中の人もご一読を。
・・・たまたまこの30年ほど日本は有史以来例外的に豊かで安全だった。だから、「利己的にふるまう人間」の方が「共同体全体の利益を配慮する人間」よりも早く多めの資源配分に与るという「ふつうはありえないこと」が起きた。でも、そんなのは例外的な歴史状況でしか起きないことなんです。そして、その例外的状況はもう終わったと僕は思います。(本文より)