2013年2月3日
ケセン語訳 新約聖書 山浦玄嗣 訳
「ケセン語訳 新約聖書」 全4巻
画像は、「マルコによる福音書」 (上製箱入CD3枚付)
山浦玄嗣 訳 2003年E-PIX/イーピックス刊
ギリシャ語の原典を岩手県気仙地方の言葉「ケセン語」に訳した新約聖書。(全4冊)
訳者の山浦玄嗣氏は同大船渡市出身の医師。聖書翻訳前に「ケセン語大辞典」を表しています。
訳書は、バチカン教皇ヨハネパウロ2世に謁見し、献呈されました。
教会用語は専門用語、業界用語であり、新約聖書を地元のケセン語によって訳すことは、
イエスのことばをいきいきと甦らせようとすることでもありました。
<百姓大工>であったイエス、他の人々に向かってわかりやすいことばで話していたはずである。
教会ができるまではその事跡は信徒の口伝えで広げられていたわけで、
<標準>語ではないケセン語は、聖書を身近にしています。
訳者自ら吹き込んでいるCDは、演劇のようであり、作詞作曲している典礼聖歌も収録されています。