2011年11月26日
「苦い蜜」 ミズタニカエコ作品集
グループ展で参加をいただいている、関西在住のアーティスト、ミズタニカエコさんの作品集です。
ミズタニさんは、ずっとモノクロの世界を追求されてきています。
この作品集では、その描線をたっぷりと愉しめるでしょう。
ビロードの手触りの枠を外すと表れるのは、
黒い玉手箱のような画集です。
紐を解き、広げると
1枚の長い長い紙を折りたたんだ頁に、
黒インクで描かれた作品が
1頁に1枚ずつ貼付、20作品が収められています。
ミズタニさん独特の世界をみごとに纏めたのは、間奈美子さんの造本技術です。
序詞には
「ヒトは 心の闇の部分を昇華させて 美しいものを創るのだと思う」
とあります。
初版限定300部 蛹月堂刊 定価3,500円
ギャラリーでお手にとって、実際の手触り、作品をご覧ください。
限定本です。ご希望がありましたら、お取り寄せします。