2009年7月27日
イブ二ン (以下:E) るんるん ぶひぃEE~
モーニン(以下:M) グッモーニン、イブニン。なんか、今日は気分よさそうだね。
E: うん。わかる? すっごく美味しい、冷製トマトスパゲティを食べたんだよ。
M: トマトはとっても頭にいいんだよ。
E: アタマ?
M: そう、ボケ防止になるのよ。
E: いや、ボクには早いよ。まだ10代なのに。
M: まっ。
E: ところで、今、本六は常設と本屋さん状態だけど、お客さんがあんまり入って来ないって店主が嘆いてるよ。
M: ワハハ、嘆いてない、嘆いてないよ~あの人、暇な方が元気なんだ。いちんちボーっとしてんだから。頭の隅で少しは考えてるらしいけどね、基本的にそういうのが好きなの。
E: そうでもないよ。この前、作品が二つ売れた時なんか、破顔だよ。顔が全面的に崩れてたもん。
M: 嬉しくてね。二品とも、女性のお客さまのお買い上げでしたね。素敵な女性のお客さまが多いですね。
E: そう、「こち亀」のサブレをお土産にいただいて、ホント嬉し涙にくれました。舞踏家さんとか、ミステリー作家さんとかもいらしたし。
M: 佇まいもすっごくミステリアスでしたね。店主はさっそく、作品がテレビ化されたりもしているその作家さんの文庫本を買ったらしい。未読だったんだね。珍しく「ミステリーマガジン」がポーの特集してて読んでいたりしてて、なんとなく繋がりましたね。
E : ボクは舞踏家さんに会えてうれしかったな。全身からオーラが出ていたな。ぜひ公演を観に行きたいです! ところでこの写真はなあに。
M : オフィスビル「ARCA」の一階。オープンハウスで、オーナーでアーティストの英美子さんの作品が外から見えて、素敵なんだよね。
E : 一見の価値ありですね。そういえば、先週入荷した本には面白そうな建築の本が多かったなぁ。来週もまた沢山入荷するので、整理に忙しくなりますね。
M: しばしのこの合い間に、お出かけしないとね。あたしはこれから、「ウルトラミラクルラブストーリー」観に行きます。津軽弁、わかるかな~。
E: 僕は早く、ポムネンカに会いたいです。屋根裏の。
M: そんなこんなの昨今ですが、夏場に入荷した沢山の本のメールシュトレイムの中で、店主はきっと暑さも忘れて張り切ることでしょうね。
アルカ1F 外観 「サマーエンジェル」という名前の果物。西村百合さんのお皿に置きました。
窓から英美子さんの作品が見えます。 スケッチしたくなる可愛らしさです。
2009年7月14日
「ヴァリエテ本六」の改装デザインをしていただいたのは、小山田さん。本好きな方ですので、愉しくご相談しながら、古書店の造りを、ギャラリーへ、気にいった空間に変えることができました。
彼女が次に従事されたのは、千駄ヶ谷のオフィスビル「ARCA」(アルカ)です。
オーナーさんは私の古くからの友人でもあります。古民家の跡に、お洒落で斬新な、そして機能的なビルが建ちました。
オーナーさんたちの美的な感覚がたっぷりと盛り込まれ、テーマにも意欲があふれている個性的なビルです。オープンハウスは、いよいよ7/25(土曜日)午後。
個人でお仕事されている方に、ぴったりとマッチするのではないかと思います。詳しくはホームページでご覧ください。
http://www.ritz-well.co.jp/ 設計:北河原温建築都市研究所
2009年7月11日
もうすぐ、梅雨明け。
夏の展覧会、いろいろご案内いただいています。
{2009 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展}
7/11~8/16 板橋区立美術館 http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art
開館30周年記念、なんですって。板橋美術館は、歴史があるんですね。
わたなべみちおさん、森川美砂さんの原画は必見です。
籠・百展 vol.2 {くらすカゴ・たのしむカゴ}
7/18~27 Artstellas 器物家 (アステラスどうぐや) htpp://artstellas-douguya.com
こちらはオープン1周年です。ご結婚もおめでとう。
アステラスの愛するカゴがいっぱい。ワークショップも19/20日にあります。荻窪南口から5分。
◎ほかにも、グループ展のお知らせが。
{蛙と水辺の仲間達} ギャラリーコピス 8/2~8/8 http://g-kopis.com/
夏、真っ盛りに、高山弘さん、福田紀子さんたちの蛙さんに会って暑気払いはいかがですか。
2009年7月9日
モーニン (以下「M」): あ、わたなべさとこさんのTシャツだ。
イブニン (以下「 E」) : うん、風もないギャラリーなのに、ひらひらと。傘さしてる女の子、かわいいね。
M あのね、この「さとT」って、気こごちがものすごっく、いいんだよね。
E 気ごこちじゃなくって、着心地ですよ。それはともかく、なんで着心地がいいか、わかる?
M わかんないね。べつに、気ごこちがよけりゃいいそれでいいじゃん。
E でもさ、ものには理由ってもんがあるんだ。それがわかるっつーか、発見、確認したりすると、倍、着心地がよくなったりするんだよね~。
M またまた、イブニン、なに言ってんだか。
E そこをあえて言わしてもらうとさ、これはTシャツの生地に、秘密があるのさ。オーガニックコットン製なんだよね。
M おおがにっく。・・?
E これはね、困ったことに人工的な処置を施すことで生産性ばかり追求してきた人間が、「ちょっと待った~」って見なおしたことから始まった、エコライフの一端であり、もちろん身体への気遣い、優しさにも通じている。
M おいおい、話がいきなりワイドじゃないか。まじですか。しょせん、本六のブログだよ。
E それを言ったらおしまいじゃん。僕たちがここに出てきた甲斐がない。
M ええ、そんなことのために、あたし出てきたわけじゃないよ。気持ち良ければいいじゃん。・・でもわかったよ、水を差すのはよそうじゃない。話してみなよ。
E ・・・なんかさあ、あなたの暴言で、ちょっとオレ、気合いがへたれちっゃたな。
M ふんっ。ずいぶん弱っちいエコじゃん。暴言じゃなく発言さ。まあまあ、おはぎをひとつあげましょう。
E えっ、このおはぎって、隣のお茶さんのおばちゃんからよくいただくお米屋さんの特製?
M そうよ。
E あなた、いままで、おはぎのこと言わなかったじゃない。いったいどこに隠してたわけ?
M ふふん、このギャラリーには、店主さえ把握できないバショがいっぱいあんだよ。
E ふうむ。ゴチャゴチャしてるもんな~。
M そんでさ、おはぎ食べたら、オーガニックについてその先を話してよね。
E OK、いいとも。でもね、もう誌面というか、僕らに与えられてる画面が足りないの。だから、次回に持ち越します。
ちなみに、Tシャツのもうひとつの特徴は、このプリントは洗ってもなかなか落ちないスペシャルな印刷なんですよ。
やわらかい生地の色は、ナチュラルとホワイトの2種。イラストは上の金魚などの他、全5種類。大きさも5種。欲しい人はギャラリーに行くか、メールで問い合わせしてね。4800円ですよ。植木屋のエノモっちゃんも去年買って、着こんでいますよ。
・・あ、僕の分のおはぎ、食べないでね、モーニン。
2009年7月7日
谷川晃一さんの個展「移動祝祭日」を観に、阿佐ヶ谷のギャラリー「煌翔」に行ってきました。
鮮やかな色彩に溢れている大きな作品は、迫力があって場面がこちらに迫ってくるようでした。
シルクスクリーン技術の粋を極めた作品も、多数展示されており、まさに祝祭気分になります。
が登場する多くの「船」は、若々しく、出発の喜びに満たされているかのようです。
ギャラリーの入り口には、「南庭工房」の特製マットが敷かれていて、谷川さん、そして故宮迫千鶴さんの伊豆のアトリエを訪れたかのような感覚になりました。 谷川竜之さんは、このマットを持参しつつ、全国を谷川さんの展示をして回られるそうです。
まさに「船」旅、ですが、マットは魔法の絨毯ですから、空も飛ばれるのでしょう。 「魔女」と自ら述べられていた宮迫千鶴さんのパワーがきっと注がれているのでしょう。次の展示は新潟です。
個展の後、久々に阿佐ヶ谷を散策。
ここには友人が複数住んでいて、前から私には馴染みの地です。昼間だったので友人たちは残念ながら不在です。
「パンダ珈琲店」でトマトカレーを食べて、「シュガーロゼ」でシフォンケーキを買いました。どちらも初めてのお店です。かつて読んでいた劇画の映画化「美代子阿佐ヶ谷気分」のチラシをもらったりしました。
相変わらず元気なパール街を駅へ向かって歩いていたら、阿佐ヶ谷での思い出がいろいろ蘇ってきました。
人間は年をとりますが、街自体は、年をとらないのではないかと思ったりしました。
雰囲気全く変わっていない阿佐ヶ谷でした。
夕方から小雨が降ってきて、しっとりと懐かしい“移動祝祭日”となりました。
けやき通りを見下ろす。小雨がシトシト。¥100ショップで傘を買ってバスを乗り継いで帰りました。
2009年7月2日
28日まで開催していた、絵本「たいようまつり」の原画展は大変好評で、連日のように詰めていらした絵の西村敏雄さん、文の風木一人さんも大喜びでした。
搬出後のガランとした空間から、常設の作品展示と本の整理と陳列変え…、こうした仕事はずっと一人でやってきました。シゴト冥利に尽きます。
店内をいろいろと考えて、動かしているのが一番好きかもしません。企画展を立案していくことと同じくらい。画廊は(本屋も)体力仕事だと先輩も言ってました。
今年は9月末までアートの展覧会を開かないこともあり、比較的ゆっくりとディスプレイなども試行できそうです。
これも営業日を少なくして半年過ぎ、その甲斐あって体調が回復し、検診もオールパスしたからです。
でもホント言えば、梅雨期も含めて夏が大っ好きだからでもあります。
迷いようのない強い陽差し、洗濯物がどんどん乾くのもいい、だいたいTシャツ3枚ですんじゃうし、お布団毎日干しちゃうもんね。
自分の体質とともに、30代末から沖縄や南島に通っていたこととも関係しているのでしょう。
あの暑さに慣れてしまったら東京の夏だってヘッチャラです。
でもね。きっと、やがては苦手な冬がまた来るからこそ、こんなに夏が嬉しいんでしょうね。
そして今夏、お客様がたくさんいらしてくだされば、もう、文句なしです !
《7月のお知らせ》
七月は、7/7(七夕・火曜日)から、以前のように、
常設/BOOKS期間 ** 火~土曜日 12~18pm オープンしていきます。
臨時休業などは、INTRODUCTIONをご覧ください。
2009年7月1日
こんにちは。はじめまして!
いきなりですが、
こちら、本六のニュースとかを、アップするコンテンツです。
はじめに掲げていたコンテンツ、「映画プログラムコレクション」は、冊数が沢山あるので遅々として進まず、先に伸ばします。
プログラムをご覧になりたい方は、本六に直接いらしてくださいね。いろいろあります。
ところで、この「NEWS」タイトルの「H6通信」にくっついているサブタイトルの「モーニンとイブニン©」というのは何かというと、そういうキャラがいるんです。「ジュディ アンド マリー」みたいな。
そのうちにご紹介できるでしょう。というか、いきなり登場してしまいます。店主の代役みたいな子達です。お愉しみに♡
さて、「本六」の建物は築約80年。
今年になって、大雨時、二階にかなりな雨漏りがあったので、思い切って修繕工事をすることにしました。29日日曜日は、瓦外しで大変でした。でも、たった三日間で無事終了。スゴはやです。
少し「肩」の重荷を軽くしてもらい、建物のお疲れを除いてもらえるでしょう。
引き続き、二階の1部屋の修繕は8月予定。やれやれ。
工事二日目、近くの出版社にいらした写真家の中里和人さんが、ふらりと寄って下さいました。
夏、7月、9月と、郷里の三重県で、子どもたちのためのワークショップを開かれるそうです。
子どもって、大人と比べると背も低いわけで、そういう身体条件でのカメラアイとか、
写真撮影というリアルな体験みたいなものを、きっと中里さんのワークショップで、
養われるんだろうな、とお話を伺って思いました。
写真と言えば私は、小学校一年(たぶん)に、「キャノネット」というcanonのカメラを父に買ってもらいました。
レンズの左右に大きめな押しボタンみたいな突起があって、右・左(もしくは反対)と、
押すと、ちゃんと撮れてしまう。ネガは大きくて、同じ大きさで現像されてきます。
あのカメラ、もう一度、見てみたい。カメラ博物館のようなところにへ行ってみよう。