2009年7月7日

「移動祝祭日」

 

 

谷川晃一さんの個展「移動祝祭日」を観に、阿佐ヶ谷のギャラリー「煌翔」に行ってきました。

鮮やかな色彩に溢れている大きな作品は、迫力があって場面がこちらに迫ってくるようでした。

シルクスクリーン技術の粋を極めた作品も、多数展示されており、まさに祝祭気分になります。
が登場する多くの「船」は、若々しく、出発の喜びに満たされているかのようです。

 

ギャラリーの入り口には、「南庭工房」の特製マットが敷かれていて、谷川さん、そして故宮迫千鶴さんの伊豆のアトリエを訪れたかのような感覚になりました。 谷川竜之さんは、このマットを持参しつつ、全国を谷川さんの展示をして回られるそうです。
まさに「船」旅、ですが、マットは魔法の絨毯ですから、空も飛ばれるのでしょう。 「魔女」と自ら述べられていた宮迫千鶴さんのパワーがきっと注がれているのでしょう。次の展示は新潟です。

個展の後、久々に阿佐ヶ谷を散策。

ここには友人が複数住んでいて、前から私には馴染みの地です。昼間だったので友人たちは残念ながら不在です。

「パンダ珈琲店」でトマトカレーを食べて、「シュガーロゼ」でシフォンケーキを買いました。どちらも初めてのお店です。かつて読んでいた劇画の映画化「美代子阿佐ヶ谷気分」のチラシをもらったりしました。  

相変わらず元気なパール街を駅へ向かって歩いていたら、阿佐ヶ谷での思い出がいろいろ蘇ってきました。

人間は年をとりますが、街自体は、年をとらないのではないかと思ったりしました。
雰囲気全く変わっていない阿佐ヶ谷でした。

夕方から小雨が降ってきて、しっとりと懐かしい“移動祝祭日”となりました。

Photo_3 けやき通りを見下ろす。小雨がシトシト。¥100ショップで傘を買ってバスを乗り継いで帰りました。

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