2016年6月
店舗閉店
店舗閉店のごあいさつ
いつもお世話になっています。
2006年5月に開設したヴァリエテ本六ですが、おかげさまで先の5月で10周年を迎えることができました。
ひとえに応援してくださった皆さまのおかげです。
おそらく90年は経っていると思われる店舗の補修工事と改装を施したことから、
確たる気負いもないままに、若いアーティストさんたちの支援になればと、
手持ちの古本、もその後友人やお客様から譲られた本も
棚に並べて始めた 「Gallery and books 」でした。
ギャラリーも本屋も未経験の私でしたが、「10年はやらないとやったことにはならないな」、
と思っていました。それはなんとか守れることができました。
こんな私を暖かく見守り、支えてくださった、長きにわたるつきあいの友人たち、
快くお手伝いくださった方々、近隣の皆様には心からの感謝でいっぱいです。
ほんとうにありがとうございました。
そして、企画展に参加していただいたアーティストさんたち、ありがとうございました。
この10年の間、みなさんそれぞれ実績を重ね、多大な評価を得ておられます。
花開くような活躍ぶりは、私の眼に間違いなかったと、とても嬉しいです。
本六という場で交流した方々、お手伝いしてくれた方々も、卒業、転勤、就職、退職、閉店、移転…と
年月の下、羽ばたいておられます。
昨年以降、私もここから出発をしたがっているのに気づきました。
心残りは、地域のお店がずいぶん閉店されたことでした。
特に両側のお店が閉められたことは、寂しかったです。世の趨勢と言えば簡単ですが、
自身の体力の衰えがそれにも答えを与えてくれたのでした。
此処で古書店を40年やってきた父も叔父も許してくれることでしょう。
そんなわけで、今年10月に店舗は閉めることにしました。
10月まで、まだ4ケ月あまりもあります。
常設展は丁寧に続行していきます。
スペースを気に入って下さっている方々がいらしたら、どうぞご利用ください。
よろしくお願いします。
まずは、とり急ぎご連絡、ご挨拶まで、
2016年6月20日
店主
バザール7/16(土) 出店申し込み6/25(土)まで!!
夏のアートCafé ( 本六バザール vol.2 )
開催日 : 2016年7月16日(土) 12:00~18:00
五月の本六バザール 第二回目を7月16日開催します。
5名になりましたので開催決定しました。
若干名、6/26(日)まで、お申込みを受け付けます。
今回は「アートCafé」。
平面作品、雑貨や古本の出店をご希望の方、
お早目にお申込みください!!
・会 場 ヴァリエテ本六 (地下鉄「東大前」徒歩3分)
・参加料 2,000円 *当日のお支払いです。 11:00集合
・種目・定員(先着順 8名まで)
絵画・イラスト他、壁に展示する作品 4(〜6)名 初参加の方、画像を添付してお申込みください。
両壁面を参加人数により、各2〜3分割 (縦120〜150×横120〜150 均等にご提供します)
展示数…小品なら2〜4点迄が妥当ですが、範囲内に収めてください。
古書販売 2~3名 *壁際設置のボックス(約100×80×25cm)の内と上部
物販 *「Tシャツ」* 他、雑貨 2~3名 *夏の季節ものとして設定しました。
*予定としては天井から提げた棒にハンガーで吊るす形態か、展示台上です。
・お申込みの締め切りは6/30(木)です。 8名になりましたら閉め切ります。
・メールで、info@honroku.jp まで。ホームページtop右の{お問い合わせ}からどうぞ。
☆ 販売・会計は各自で行ってください。搬入展示は、当日11PM集合後~です。
☆お客さんにゆっくりしていただくように、本六側は、[H6Café]として飲み物も販売します。
☆お申込みを受付後、詳細をお伝えします。
☆電話faxでのお申込みは03-3811-7466(営業時間内)
☆開催決定次第、告知・DM等配布します。
交流を愉しめる佳い日となりますよう、心からお待ちしています~!!
6月のウインドウ & ギャラリー
今月のウインドウです。
メインは水野朋子さんの「戸外にて」
緑陰にたたずむ母子でしょうか。むせ返るような新緑の中、
森の中の静寂に浸るひとときが描かれています。
私には、川を眺めるのと同じ至福の時です。
じっさいに出かけられないときは、この絵を眺めています。見飽きません。
左 「葡萄棚の少女」 米倉斉加年
ミーシャ風な雰囲気の版画です。繊細な線、米倉氏の独特な筆致です。
こうした縦長の手ごろな額も珍しいです。お部屋のどこに飾ろうかなと楽しみになります。
右上 阿部千恵さんの「小夏」 描き下ろし。インク・水彩。
「小・・」シリーズは、他に「小春」「小鈴」「小梅」と、4作品あります。
阿部さんと何年もの間、さまざまに意見交換してきました。
満を持して、ご本人も納得できたという猫たちが、登場しました。
品が好くて性格もよさそうな猫たちです。
右下 川上澄生の木版画。
しっかりとした、そして優しげな女性座像。作品にふさわしい額装で、飾りやすい大きさです。
その他、ミズタニカエコさんの細密で幻想的なペン画。ヨシダコウブンさんの小品版画 「ビルになった鳥」。
尾形隆昭さんの風雅で堅固で親しみのある花器「トリさん」。
池端寛さんの四角いオブジェ・側面はやわらかな曲線で切り抜かれ、中は金、銀に塗布。
などを展示しています
☆店内の主な展示物☆
左壁は、初夏にふさわしい、青色を帯びた作品を展示しています。
右手奥には阿部さんの猫他、
猫絵、ネコモノを選び、飾っています、