店舗閉店
店舗閉店のごあいさつ
いつもお世話になっています。
2006年5月に開設したヴァリエテ本六ですが、おかげさまで先の5月で10周年を迎えることができました。
ひとえに応援してくださった皆さまのおかげです。
おそらく90年は経っていると思われる店舗の補修工事と改装を施したことから、
確たる気負いもないままに、若いアーティストさんたちの支援になればと、
手持ちの古本、もその後友人やお客様から譲られた本も
棚に並べて始めた 「Gallery and books 」でした。
ギャラリーも本屋も未経験の私でしたが、「10年はやらないとやったことにはならないな」、
と思っていました。それはなんとか守れることができました。
こんな私を暖かく見守り、支えてくださった、長きにわたるつきあいの友人たち、
快くお手伝いくださった方々、近隣の皆様には心からの感謝でいっぱいです。
ほんとうにありがとうございました。
そして、企画展に参加していただいたアーティストさんたち、ありがとうございました。
この10年の間、みなさんそれぞれ実績を重ね、多大な評価を得ておられます。
花開くような活躍ぶりは、私の眼に間違いなかったと、とても嬉しいです。
本六という場で交流した方々、お手伝いしてくれた方々も、卒業、転勤、就職、退職、閉店、移転…と
年月の下、羽ばたいておられます。
昨年以降、私もここから出発をしたがっているのに気づきました。
心残りは、地域のお店がずいぶん閉店されたことでした。
特に両側のお店が閉められたことは、寂しかったです。世の趨勢と言えば簡単ですが、
自身の体力の衰えがそれにも答えを与えてくれたのでした。
此処で古書店を40年やってきた父も叔父も許してくれることでしょう。
そんなわけで、今年10月に店舗は閉めることにしました。
10月まで、まだ4ケ月あまりもあります。
常設展は丁寧に続行していきます。
スペースを気に入って下さっている方々がいらしたら、どうぞご利用ください。
よろしくお願いします。
まずは、とり急ぎご連絡、ご挨拶まで、
2016年6月20日
店主