2011年3月


2011年3月27日

大倉ひとみさんの小品展 「 HELTER SKELTERS 」

 

言問通りを下って10分、根津のcafe NOMAD で開かれている、大倉ひとみさんの個展に行ってきました。

「HELTER SKELTERS」 へルタースケルターという、大型らせん滑り台の建物を描いた小品展です。

へルタースケルターって。どんな建物なのか?  多くは灯台形。私も2月に訪れた石廊崎の灯台を、作品に重ねたりしました。

震災でつい沈み気味になってしまいますが、こうした夢の中を、しばし訪れてはいかがでしょう。

乾いていた私の瞳にも、うるおい、栄養をいただけたような個展でした。

大倉さんの描く建物って、みんな素敵。色っぽくて可愛いです。

会期は4/4(月)まで。おしゃれなNOMADさんは、夜11pmまで開いているそうです。

 大倉ひとみさんのHP neontica.web.fc2.com/

 

 

 

 

2011年3月21日

ご来廊ありがとうございました。& 臨時休廊のお知らせです。

荒川展フォト2  

・・・3月の休廊のお知らせです。・・・

 31日(木)まで臨時休廊です。

 4月1日金曜日から、オープンいたします。

 

荒川健一写真展「腥態  SEITAI」は、3月21日、予定通り無事終了いたしました。

東北地方太平洋沖地震の影響で、計画停電、交通の規制等ある中、ご来廊いただきました方々、ありがとうございました。

 

引き続き、荒川健一さんの写真集の販売、作品の常設展示もしていきます。 この機会にぜひご覧ください。

 

 

*4月21日(木)からは、水野朋子展「木戸をぬけて」が始まります。ご期待ください!!

 

 

 

 

 

霧ヶ峰涼に逢える幸せ・・東川篤哉「放課後はミステリーとともに」 [モーニンとイブニン©]

 

モーニン* 今日の満月、すごくきれいでした。・・・川を渡るときにいつも見上げるんだけど、今日の月は格別だった。群雲が月の前を、幾重にも流れてその光を遮るたびに、出たり消えたりで。

イブニン* モーニンったら、清少納言みたいなこと言いますね。でもね、実はボクも見ていたんだ。

M* きっと、いろんなところでこの月を見ているんだろうなって、思った。

E* そうですね。・・・そういえば、うさぎの店長はあれから部屋にこもったきりですね。あの人は見てないでしょう、きっと。

M* なのに、いやにコンスタントなブログの更新はなぜ? 部屋から、書きなぐった紙を放り出してくるのはやめてほしいね。

E* しかたないよ、パソコンも携帯も持ってないんから。たぶん、店長は、書くことで落ち込みを抑えているのでは? 書くことは考えることだからね。そして書くことは希望につながっていく。

M* でも、もうそろそろ出てきてもらわないと。忙しいですよ。写真展は明日で終了ですし。

E* この十日間はいろいろ大変。だれもが心の底に溜まってしまって動かないものがあるはず。まん丸い月は、そうした疲れをも映しているようでした。

M* とにかくね、店長にはどうにかして、もう部屋から出てきてもらいましょうよ。

E* ボクに名案が浮かんだ。店長が出てくるためには・・・。

M* 松山ケンイチ!。

E* じゃないって!  じつはここに、店長が思わず脱兎のごとく・・。

M* なにしろウサギだし。

E* ふん。ちゃんと聞いてよ。これさ、見て!

M* おおっ、てか、それは東川篤哉のミステリーっ。じゃないかっ。

E* そう、それだけじゃない。 パッ

放課後 放課後サイン 

M* うわっ。そ、それは。

E* サインを、うひひ、いただいたのですよー。

M* いつの間にっ?

E* じつはサイン会にGOして、走って走って、ぎりぎり間に合ったのです。バンザイ。

M* なんちゅー、仕事をさぼり、しかもあたしにも内緒ででかけたのですね。

E* ふふふ。ボクはもうすっかり、霧ヶ峰涼の大ファンになりましたよ。

どんなつらいときも、霧ヶ峰涼に逢えるなら、つらいことも耐えられる。

ボクはね、思うんです。2009/9に「1冊の本」の方でも書いたけど、東川先生の品の良さは、品格は昨今のエンタメではピカイチではないかと。その上、未体験読者へのミステリーの入門本にもなります。「幻影城」なら、どう評するでしょうか。

初期の赤川次郎さんのようなサービス精神、ユーモア、仕掛け、もう泣けてきますね。イマドキ漫画にも勝てちゃう面白ミステリーなんだ。ボクが好きなところはね、実のところ、お笑いとか脱力系とかじゃないんです。全国の子供から高齢者の方へお奨めできるのですよ。すべての人の《放課後》に、東川篤哉を !

M* そうですね。まったく異論なし。そうですとも。しかしね、自分だけで行くのはゆるせねェ。

E* イテテ、離してください。虐待だっ。

M* プンプン。ぽいっ。

E* ふぅ~。 

とにかくね。毎夜、月を眺め、その姿の変容に我が心を映し、自らを省みて学び、それでも眠れないときは東川篤哉先生のミステリーを読んで、面白さにますます眠れなくなるけれど、しかし、主人公霧ヶ峰涼の好奇心、勇気、チャレンジ精神、その初々しさを見習って明日に備えるのですよ。今は。

M*  その通りです。さてさて、店長~、もう出てきてくださいよ~。イブニンが興奮して語っています。東川先生のサイン本があるのです。穴にこもっている場合ではありません。

E* もう一言語れば、憧れの東川先生は、想像した通り、小説と同じくやっぱり品のある方でした。推理作家とはこういう方なんだと。静かな雰囲気の理知的な方でした。

サインをいただき、本当にうれしかったです。ありがとうございましたっ。

M* あっあらら、店長が脱兎のごとく飛び出てきました。・・・あっ、無謀にもサイン本を奪って、また巣穴へ。

待てーっ!!!

 

 

2011年3月14日

写真展「腥態 SEITAI」の展示風景をご覧ください。

 
地震の影響でなかなか自由がきかず、ご来廊いただけない方もいらっしゃると思います。

開催中の、荒川健一写真展 「腥態 SEITAI」展の展示風景をご覧ください。

荒川展フォト 
あらかわ3 
 

    会期は21日までですが、今後も、余震、停電、交通の制限の影響などが続きますので、

 ご来廊の際は、念のため、お電話などでご確認ください。

  日程、時間の変更等ありましたら、HPでもお知らせします。よろしくお願いします。

 

2011年3月13日

荒川健一写真展「腥態 SEITAI」 始まりました。

 

皆様、大震災、津波の影響はいかがでしょうか。どうぞお気をつけ下さい。

まだまだ余震が続きそうです。

原発事故の先行きも心配です。

これから徐々に明らかになってくる被害の実態を思うと、ことばがありません。



 

荒川健一さんの写真展 「腥態 SEITAI」が、始まりました。

15年間、撮られてきた写真の中からの、マイベスト100作品の展示です。

初日は、未曾有の大震災に見舞われた翌日でしたが、

遠方からもお祝いに駆け付けられた、多くのご友人たちの前で、

荒川さんは、「またこれから15年間、とり続けていきたい」、と宣言されていました。

仕事、時間、友達の大切さを、改めて考えさせられた、

とても素敵なレセプションでした。

 

お手伝いに来た女子たちとともに私も、のぶさんの美味しい手作りのお料理と

20年ぶりの日本酒のご相伴にちょっとあずかったら、

すこし、まわってしまいました。

企画展をまた開けたうれしさと同時に、震災の経過がすこ゜く気になっていたから、

たぶんぐるぐるしてしまったのです。

 

いま、とりあえずふつうにしていられることは偶然なことであって・・・。

被災地の方たちに、なにができるでしょうか。

考えてみます。

 

 

 

2011年3月5日

 祝 「うんこ ! 」が絵本屋さん大賞に・・・  [モーニンとイブニン©]

 

モーニン * 松山ケンイチさん、おたんじょうび、おめでとう !♡

イブニン * ううっ、まるで示し合わせたかのように、3月5日、今日だったんですね。ハピバが。

M * はいそうです。魚座だ。

E *  ところで、向こうで、店長のコニイさんがぼくらのことをにらんでいるみたいですよ。うう~。

M * はい、うさぎの店長、コニイさんは、「そんなことより、もっと他のおめでとうを言わなくてはいけないわよ(怒)」、って、言っているのですよ。しかし、いきなりキャラを増やさないでほしいんだけど。

E * いやいや、では、今日の本題ですね、、

 

西村敏雄さんの絵本、「うんこ !」(文・サトシン 文渓堂刊)が、MOE第3回絵本屋さん大賞、第1位を受賞されたのです。

M / E *   おめでとうございま~す !!!! 遅ればせながら、ぱちぱちばち

 

新聞でも発表されてましたが、詳しく知りたい人は、発売中の、雑誌 MOE をご覧くださいね。

ちなみに、「どうぶつぴったんことば」(文・林木林 くもん出版刊)も、こりゃまた、すっごく面白いよ。読んで遊んで、「ことば」を作って、いろいろ~に楽しめます。お勧めです!

 

 

 

2011年3月3日

またしても松ケンが… [モーニンとイブニン©]

  友チョコ {友チョコ}の猫4匹

 

イブニン * こんにちはぁ。みなさん、お久しぶり です。本六もおひさしぶりにオープンです。僕は、ホントは山形方面で冬眠中だったんですが、ギャラリーが心配になって今年は早めに目覚めてしまいました。イギリスの丘の夢とか見てました。カズオ・イシグロの「夜想曲集」みたいなかんじの。いい音楽がながれてくるような。しばしうっとりと。

モーニン * タイヘンだーっ。

E * うわあっ、なんなんだいきなり。走り出てくるのは僕の持ち役なんだから、奪わないでよ。

M * それはわかっているけど、まっ松ケンが・・・

E* 僕らが最後にここに出たときも、やっぱ、松ケン話だったんじゃない? それのつづきかよ。このコーナー、松ケンばかりだなっ。その後、モーニンは 「ノルウェイの森」見たんですか?

M * それが、あの映画はとても見る勇気がなかった。なにしろその前にNHKの「トップランナー」で、松ケンを見てしまって、もういいやと。

E* ブルーレイで録画したんだよね。

M * うん。前編だけ。 もうね、演じる役より、素の松ケンのがよかったさぁ。

E* ふう。うちなーくちがでるほど、よかったんですか。

M * はい、それに「ノルウェイ…」はなにか暑そうで。それで、じゃ、「ガンツ」でも見ることにしようと思っていたら、な、な、なんと! 次は、この5月公開の「マイ・バック・ぺージ」に主演なんですよ。ま、妻夫木と共演だけど。川本三郎さんの著書の映画化で、またしても、現代史的、60年代の学生運動関係のストーリーで、おまけに山下淳弘監督なんです。

E * うむ。それがモーニンには、びっくり?

M * な、なんで松ケンは、自身が読んでもいなかった「ノルウェイ…」や、生まれてもいなかった60年代から70年代の映画の主演をはるのかなぁと、思って。

E * だって、彼は憑依型俳優なんでしょ。なんでも成り変われちゃうのよ。カムイにだって、なっちゃったでしょ。

M * そういってしまえば、おしまいだ。でも、そこに邦画の道、未知を開く秘密がありそうな気がしてならないのさ。簡単に行ってしまえば、時代なんだよ時代。

E* なんですか。そのオジサン的な表現は。むしろそれのが僕にはびっくりだ。彼は平成の男の子だよね。しかし、またまた松ケンの話題であっても、 とりあえず、僕ら、ここに出てこられてよかったね。

M * そうだよ。ホットケーキ焼いてばかりじゃね。燃費がかかります。そして、来週からいよいよ企画展ですしね。

E* 張り切っていきましょう。♡

M * 3月12日は午後5時から、オープニングレセプションがありますよ~。見にいらしてくださいね。

・・・・・・♡・・・・・・

E* しかし、何がなんだかよくわかんないだろうな、いきなり初めてこれ読んだ方は。いったいどーゆうギャラリーか!??と…。店主に怒られちゃうよ。断っておきますが、ここは松ケン専門サイトじゃありません。しかしいいんです、ヴァリエテだから、「なんでもあり」なんです。とにかく、スタートの春なんだからね。気張っていきましょ。「♪はぁるよこいっ~」、と。

 

 

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