内田あぐり展  わたしの素描のすべて

 

 

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 内田あぐり 「 わたしの素描のすべて 」           


11月5日(木)→11月8日(日)  11月12日(木)→11月15日(日)
12:00~18:00 日曜日は17:00迄
*開催日時にご注意下さい。

 

 

[  トークセッション]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

11月8日(日) 15:00~16:30

内田あぐり+谷川渥+安達史人

*お席は20名ほど用意します。お座りになれない方はあらかじめご了承ください

 

・谷川渥    (美学者   京都精華大学客員教授)
「谷川渥の知の宇宙誌」 http://eccehomo.jugem.jp/

 

・安達史人 (「游魚」発行人 もと「武蔵野美術」編集主幹)
著作「漢民族とはだれか―古代中国と日本列島をめぐる民族・社会学的視点」「言葉空間の遠近法―安達史人インタビュー集」
「日本文化論の方法―異人と日本文学」「大衆としての現在―極言私語」(吉本隆明共著)「神々の悲劇」他

 

 

内田あぐり  http://www.aguriuchida.com/・・・・・・・・・・・・・・・

 

1949年 東京生まれ。
武蔵野美術大学 日本画学科教授   金沢美術工芸大学非常勤講師

1975 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了
1993 山種美術館賞展大賞  文化庁在外研修員として渡米
1999 現代日本絵画の展望展ステーションギャラリー賞
2002 第一回東山魁夷記念日経日本画大賞
2003–04   武蔵野美術大学在外研修員として渡米
2011   メキシコ政府スカラーシップ特別プログラムとしてメキシコ滞在

画集 「内田あぐり ドローイング」(青幻舎)

 

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「人体は顔を持つこともなく、男でも女でもどちらでも良く、それぞれの関係性を持ちながら空間に存在している。」
(「内田あぐり ドローイング」より 青幻舎 2011刊)

 

日本画家 内田あぐりさんは、人間像を描くことをテーマに据えて、岩絵具、墨、膠、和紙などの自然素材による表現に現代絵画の技法も取り入れ、抽象化し、日本画界刷新の役目を担っておられます。
一方で、「表現を生む発想の源」でもある「素描に執着することで人間の生きるかたちに接している。」と内田さんは述べています。(同書)

 

そんな内田あぐりさんの夥しい素描作品が、今回、「ヴァリエテ本六」で一堂に会することになりました。

 

「素描やドローイングは一期一会である。その時にしか見ることのできない原初の線やフォルムであり、
そこには、生涯で一度しか出会うことがない偽りのないわたしの人間像がいる。」
そして「モデルを観ることは、同時に相手の肉体からも全身全霊で見られていること」(同)

 

この試み—-内田さんとモデルたちとの間の ”見ること・見られること” の作品群を、その ”外側” で見る。
(さらに本六空間という ”内側” で見るのです。)

私たちはこの個展で、創作現場と人間の存在、
それらのありさまを重層的に目撃することができるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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