2014年3月7日

「彼らの覚えている夢」阪上展へのメッセージ&作品紹介です(その2)

 

 

 

さて、阪上さんの個展会期も、残り僅かとなってきました。

 どうぞ、お見逃しないように!!

       まだギャラリーにいらしてない方のために、

           作家 阪上万里英さんからのメッセージを。

 

 

 

「展示にあたって」

 

 

 

 

今回、ヴァリエテ本六での展示にあたって、

 

空間全体の題名を“彼らの覚えている夢”にしました。

 

彼らとは、私であり、訪れる人であり、街を歩く人であり、

 

誰もが、という意味です。

 

 

 

私は私の作品を通して見る人の記憶や想像力に、

 

何かがリンクしてくれればいいなと思いながら、

 

これまで制作してきました。

 

何気なく感じたこと、あの時の記憶、思い出した何か・・・、

 

見る人ひとりひとりが、

 

それぞれの感じ方で作品を見ていただけたら幸いです。

 

 

 

また、私は金属で作品制作をしていますが、

 

その中でも<>を素材として作っています。

 

鉄は一見、重く、硬く、錆びていたり、重厚なイメージですが、

 

磨くと鏡のようでもあり、

 

光が美しくまわりのものと反響し合ってくれます。

 

展示する空間や時間によってイメージも変わってきます。

 

 

 

いつもと少し違う「ヴァリエテ本六」を感じられる空間になればと思います。

 

                              阪上万里英

 

 

 作品紹介  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ギャラリー奥に設置されたガラス台。

10段の鉄枠で囲った台、として作りあげています。

ガラス板を鉄枠の上に、差し込んで設置してあります。

 

一台のオブジェとして鑑賞できますし、

宝飾品などの〈飾りケース〉などにも最適ではないでしょうか。

素材の鉄の持ち味でもありますが、

物体それ自身の主張が、何気なく自然なので、

多様な使い方、見せ方ができそうです。

 

ガラスケース003

 

9枚のガラス板は、取り外し自由。

間隔を調整できますので、さまさ゜まなアレンジができます。

 

今回は、小作品をガラス板の上に設置して展示。

上から覗くと、井戸の底を見るような奥行きを感じます。

深緑色のような色合いで、

ガラス板が反射して、輝いています。

 

 

 

入り口の壁面に下がっている、ステンレスのオブジェです。

 

リボン002

 

 

 

 

ウインドウ、日中、外側から。

 

オブジェの中心から伸びたさきに丸いわっかが。

そこに試験管が架けられ、水が入っています。

 

 

ウインドウ001140301_1908~01

140301_1908~02

 

 

ウインドウの天井からはガラス球が下がっています。

ギャラリー内にも、ガラス球があちこちにさがって、

気持ちの良い雰囲気になっています。                            (T)

 

 

★明日は、他の作品、ウインドウの作品群などを、アップしていきます。

 

 

 

 

 

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