旺盛な植物たち ホットケーキが焼けるまで⑭

2010年9月27日

雨の合間に近くの公園を一周しました。 公園の緑、酷暑で枯れ果てているのではないかと思いきや、どこもかしこもザワザワと生い茂っていたではありませんか! 台風以降の恵みの雨のおかげでしょう。のっぽのヒマラヤ杉も、混じり気のないまっすぐさで立っていました。植物の力は計り知れません。 以前、テレビで観た、人間が消滅したら、という未来の予想画像では、廃墟を植物がすべからく覆っていました。発見されるまでのアンコールワットのように。 話は変わりますが、先日、三か月ぶりに御茶の水の病院に行き、帰りに駿河台への坂道を降りて行ったら、それだけで疲れてしまいました。 夏場の暑さで体力も無くなり、久しぶりの人込みにも疲れてしまったのでしょう。 なにか食べなくてはと、すずらん通りの「揚子江」で、名物の冷し中華を食べたら元気が出てきたので、裏道を選んで駅に戻っていくと、錦華公園の脇で金管楽器の音が聞こえてきました。 あっデジャヴ! 以前何回も聴いたことがあります。明大校舎のブラスバンド部の練習でしょう。 変わらない風景に再会できるのは嬉しい気持ちです。ヒルトップホテルも、レモンのカフェも、ずっとあるんですよね。 文化学院の石のアーチはまだあるのでしょうか?鄙びたアトリエは? それを確かめるのは次の機会に。 御茶の水駅に着いたころは、すっかり暗くなってました。お茶の水橋から眺めたネオンの灯の連なりは、公園の旺盛な植物たちに比べたら、儚げに感じられました。

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