くるりを聴く、やや夏負けのきよ姉 ホットケーキが焼けるまで⑭

2010年9月13日

治療の最終日、台風到来。駅へ向かう坂道で烈しい雨に。 でも帰りには小雨に変わっていた。東京の台風は弱いです。 前の日、ベランダで洗濯モノを干しながら見上げた空は、昼なのにグレイの重ったるい雲の大群が覆っていて微妙に翳っていた。久しぶりに見る雲、曇天! ああ、なんて素敵なの。 太陽はずっとながいあいだ、見上げることさえ赦さない矢のような熱波を地面に注いでいた。なんだか近未来SFの中に生きてるみたい。ほとほと嫌になっていた。 だから、突如出没した雲は懐かしく、感動さえ覚えてしまいました。雨もしかり。 台風を待ち望んでいたわけではないのだけれど。 やはり季節には様々な表情があった方がいいですし、そうでないと困ります。太古の昔から生き物、地球は、予測が難しい変化を刻み続けているのでしょう。 帰りにバスに乗ってCDショップに行きました。その日発売の一枚を、記念に買いました。 「魔法のじゅうたん」の上でCDを聴きつつ、寛ぐきよ姉さん。私もそこで寛ぎたいのですよ。

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