水際の兵隊たちがなびいている。ことしもよろしく。
立木は、すっきりと裸になって、自信に満ちていた。
これからの寒さに十分、勝てるよ、と。
忙しそうなこさぎさん、見っけ。
低空飛行で対岸へ移ったこさぎさんを追いかけた。一羽でひっそり。
邪魔しませんよ。がんばってね。
すたすたすた。
え、??? これはっ。
奇妙な物体。
根っこのトモダチか。
分家、か。
これって、
サイハテ度120%だ。
「幽」じゃないんだから、
見ないふりして通り過ぎよう。
立木の枯れ方が微妙。
さきほどの物体とセットで、賽の河原みたいな。
鴨さんがやってきた。
ううむ、きみょうな根っこに影響されて調子でないな。
ようやく、茶屋の灯りに救われる。ほっ。冬が苦手な私です。
鴨たち、立並び、眠りの準備。
川に出たら、もう夕暮れ。遠くの遠くに日が沈んでいきました。
夕暮れを、知らない人たちとともに、ながめました。カメラピンぼけた。