「季節を知らせる花」   hotcake 101

2014年6月4日

 

 

季節を知らせる花

「季節を知らせる花」(山川出版社 刊)

が出ました。

 

詩人の白井明大さんの随筆。

本六の展示でもおなじみの沙羅さんの挿画。

瀟洒な装丁は辻祥江さん。

 

A4判、

たくさんの花のカラー木版画が刷られていて

価格 ¥1,800。お値打ちです。

 

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花は文字通り、⦅華やかなもの⦆、っていうイメージがありました、若いころは。

 

お誕生日おめでとう・お祝い・ありがとう・さようなら・すきです・うれしい・たのしかったね・よろしくね。

・・・そんなときに、花は力をそえてくれる。

 

それらは花束や花篭、花瓶や花器に、ちょっと澄ましたり、おしゃれしたり、

寂びだったり、渋かったりと演出、

人間の美意識が加えられている。

それらの花がなぜ、⦅華やか⦆なのか、というと、

根っこからカットされて、

その命を、私たちに与えてくれているからだね。

 

でも花は、それだけじゃない。

ここで紹介されているのは、そうじゃなくて、

もっと自然、土や空気や空気や水や生物たちの、

お友達の花々です。

 

そのままでいいよ、

って、今日会う花たちに、

言ってみたくなる。

「ありがとう」、ってね。

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