枯れ葉と煉瓦の素敵な関係。[ホットケーキ95 / 農学部萌え7 ] 

2013年12月8日

 

 

紅葉もそろそろ終わり、冬へとまっしぐらの季節となりました。

 

東大の<見た目>、と言えば<煉瓦!>ですが、今、

農学部の校舎の煉瓦が、季節に包まれるような自然な色彩を見せています。

 

3号館地下の生協から出て、向こう側の総合研究棟を見上げ、それにハッと気づいたのでした。

下の画像だとはっきり見えないのですが、

それくらい、風景になじむ、自然体の煉瓦の壁面。

 

 

煉瓦013

 

その煉瓦色、落ち葉の色と、そっくりなのでした。

 

煉瓦017

 

<総合研究棟>って、農学部の構内に建ってるけど、農学部、じゃないんですって。

さまざまな部の、研究室が入っている研究棟なのだそうです。

 

ちょっと引用。(こちら「萌え」サイトは、特に引用を要するようなものではないんですけどね)。

 

私学の立教大学も、見事な煉瓦造りで有名ですが、同大学のwebの、

[総長のちょっとした話}には、大正7年建造の校舎の煉瓦についてこう述べられています。

 

・・・今から見ると、当時のレンガは大きさも形も不揃いです。また焼き具合もばらつきがあります。ところが、この不揃いのレンガの一個一個が集まって、一つの建物、一つのキャンパスになると何とも言えない均整感を現してきます。それぞれの一個一個が集まって、大きな主張をしているようです。このことはとても不思議です。・・・

 

さらに、キリスト教の理念による自由な教育・・・とつづいています。

これぞ私学の真骨頂、さすがです。

 

立教大学総長のご指摘は、東大の<総合研究棟>という学び舎にも、通じていますよね。

 

 

そうか、自由なんだ。赤色レンガに、限らなくていいんだ。

 

 

 

葉っぱが生まれて育って、一年後に、

枝にさよならして、去っていく、落ちていく。

葉は樹木のフラグメント、統一感を保つため単色だと思うと、実はそうじゃなくて、

枯れて落ちると、なんとまあ、色とりどり。すごい個性がでてきちゃうんだな。

そう、「このことはとても不思議です。」

 

それがヒトにはじつに気持ち良く見え、[いいヴィジュアルだ}って、近づきたくなる。

見上げたくなる。旅したくなる。

心地よくって、

その上を踏んで踏んで、さくさくとどこまでも歩いていきたくなってしまう。

 

それはやっぱり樹木からの、大切な優しいおくりもの。(ありがとう!)

 

 

煉瓦は魅力に満ちている。

ずーっと昔の枯れ葉が土に還り、

それを固めて、

薪で焼いた建築資材。

 

 

 

 

とかなんとか納得しているうちに、農正門。

 

農正門021

 

 

振り返れば

3号館前、有名な大銀杏。

 

 

落ちてしまった銀杏

 しかし、大将はすでに、すべての葉を落としておられたのだった!!

 木の下には、銀杏を、探して拾っている方もまだおられるのでした。。

 

 来年の新緑を楽しみにしてますね。

 

掲示版018

 

 

 

 

    ちなみに、農門入ってすぐ左の掲示板までも

  煉瓦をまとっています。

 

  徹底しています。

 

 

 

  ああ、 2013年暮れ間近。

  本日も、農学部萌え。

 

 

 

 

 

 

 

 

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