疲れていると会話が難しい。そして、5月の爽やかな緑たち。  [ホットケーキ60]

2012年5月25日

 

この「ホットケーキ」もめでたく60回を迎えた。

ちょっとは気の利いたことでも書こうと思っていましたが、

すでにそんな余裕はなくなり、

2009年ころに自力ではじめた、そもそもの以前のブログの、

主たるコンテンツ「本六の本棚の本日の一冊」の初期などを読み返していました。

 

そしたら、なかなか熱心に楽しく、マジメに書きこんでいるのであった。

面白かった。それにひきかえ、現在進行の「本六の・・・一冊」は、単なる`本の紹介`である。

 

そうだ、もう一度、かつての「本六の・・一冊」を、ここ「ホットケーキ」に、

再び甦らせていこう、

と、60回目に誓うのであった。

 

 

今日は次々に知り合いの女性たちが、予想外にお店に現れ、

それぞれの話題を木製ベンチで楽しそうに話しておられた。

 

彼女らの勢いに押されるように、避難するかのように二階へ退散 (笑)、

本日の予定を急きょ変更、結果が明瞭に表れる素敵なお仕事=お掃除にひとり専念できたのであった。

(じっさい、明日、仮の教室にお貸しするので整理しなければならなかったのである)

 

幸いにもマリンカに、「本六らくご」楽屋に使えるように時折整理してもらっていたので

思ったよりもはかどり、おまけに二階はとても風通しがいいので、苦ではなかった。

そのうち家具の移動に力を貸してと頼んでいたN君が現れた。

すぱすぱ働く(日頃の私の指導の成果だ)、彼の足元をみたらソックスだったので、

スリッパを履くようにといったつもりが、なぜか私は、

「スカート履いてよ」

と言ってしまったのである。

びっくりしたN君は、「ぼ、ぼく、スカートなんかはきませんよ」と。

 

私たちの姿がみえないところで、二人の会話を聴いている人がいたら、

「いったい、なんなんだ。この二人!!??」

と唖然とし、妄想さえ抱くことだろう。

 

そうさ、今どきの私の頭の中は、スカートだろうがスリッパだろうが、ステテコだろうが、

おんなじようなものなんだ。

この「ホットケーキ」の回数さえ、ほんとはかなりいい加減なのだ。

 

日に日に、ゆるやかになる外壁。しかし、塔の上は?。 それは自分ではわからない。

 

 

 

古本屋とギャラリーなら、一日中、人と話をしなくともよいはずだ、と、

勝手に誤解してお店を始めてしまったが、とんでもない、話さないわけにいかない毎日である。

 

以前、ボランティアできていただいてとてもお世話になった、明るくて気のいい先輩rさんは、

ある日、「人と話すのがあなたの仕事だ!」

と言い放った。ショックだった。その夜はお店を閉めていまおうかと思ったくらいだった。

罪な先輩rさんだった。お客さんとはもちろんフツーには話してます。ナチュラルに。

でも私のギャラリーの方の仕事の核は、品揃えと、企画、その具体化・実現ですね。

そんなこんなを通り越して、もうフリーダムでいこうと決めた。

 

 

私は、一週間でも二週間でも人と話さなくてもへっちゃら、楽ちん。超満足。

だから日本語を忘れちゃうかもという自分だが、日本語を忘れなかったのはやっぱり読書のおかげだろう。

本を読むことって、立派な、立派になれない、立派になりたくない、立派になりたい人たちとの対話だから。

ちょっと説明不足だけど。いいんだ。ピース。

 

ということで、

だから「私に話しかけないで」、とは言いません。

だってこんなHPを見てるあなたはきっと、本六のお客さんだから。ね。

好きだよ。

 

 

やよい003 やよい004

五月祭で、にぎわう弥生交差点。

 

とりこさん008

トリコロールを聴きに行きました。よかった♪

 

クローバ゜021

玄関の前の道にクローバー。

 

崖の花040

川の崖っぷちにも緑は開く。

 

水ぬるむ039

水ぬるむ。草もぬるむ。

 

沈丁花の向こう030

 

 

 

  沈丁花の香り、その先の木蓮。

好きな木です。

 

五月、一番好きな季節なのに、

もうあと少し。

 

また来年も、必ずきてね。

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