あっという間に、もう二月です。
冬休みももうすぐ終わり。
お店はお休みしていても、昨年末から今まで、原稿書きや、これからの準備等で、
通院以外はひたすら自宅にて、朝から晩まで勤勉に小刻みに仕事しています。(まだ終わりません。)
せっかくだから、近くでバイトでもしよーかと思っていたのですが、
そんな時間も取れず無理でした。残念。
そんな中、後藤さん、湯村さんが殺されしまい、
以来、すっかり憂鬱です。
わからないことが多い。
特定秘密保護法で、わからないままで終わるのでしょうが、
「テロリストとは交渉しない」っていうのが、まずわからない。
たとえば、誘拐犯や、拉致した国と、交渉しなくては、
被害者を救出はできないわけで…。
交渉ができなかったのでしょう。
そこが、わからない。
後藤さんはジャーナリスト。
他国の思想も宗教も異なる国、人々のことを伝えようとしていたと思います。
悪いことをしに行ったわけじゃありません。
知らないから、恐怖だったりすることは多々あります。
幽霊の正体見たり枯れ尾花
という句がありますが (ちょっと前まで「垂れお花」と覚えてましたが)
よくわからないものは、
「避ける」という方法以外にも
とりあえず「知るように努力する」、「我慢して見てみる」
「わかるまで学ぶ」。
という方法もあります。
知らなくてはな、でもあまりに異質で複雑だときっとわかんないな、
と思っていたら、こんな記事がありました。
イスラム政治思想の専門家へのインタビューをまとめた記事で、濃いですがわりにわかりやすいです。
「若者はなぜイスラム国を目指すのか 池内恵氏インタビュー」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/yokoku/20150203-OYT8T50221.html
池内さんはこの中で、エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」という本を挙げていました。
この「自由からの逃走」、高校生の時に買って読んだ記憶があります。
もしかしたら、家 (古書店)の書棚で見つけてもらってきたのかもしれない。
内容はまったく覚えてないし、理解していたとは到底思えませんが。
ただ、ここで述べられてもいますが、
タイトルといい、若いときに読んでみたくなる本なのだな、と思いました。
若いってなかなかつらい、あたまでっかちな時期でもあります。
後藤さんが求めていたもの、遺したかったものを、
無駄にせず、大切にしていくべきだと思いました。