2013年12月8日
Present FAIR 4 >>> 小林雅子さんのBOOK ART
《 小林雅子さんのブックアート 》
「若草物語」 (右)
岩波書店刊の「若草物語」の頁を開く。
表紙の裏には、
「All about her story」というタイトルが印されています。
そして、登場人物は不在なまま、{彼女{の部屋が、
詳細なくらしぶりを彷彿とさせるがごとく、
一冊の書物の中の印刷用紙によって、
彫刻のようにかたち作られています。
「銀河鉄道の夜」 (左)
星が煌めく夜空を、まっすぐに昇っていく鉄道。
宮沢賢治の文庫本を、小説を素材にした、リリシズムに溢れた作品です。
「白鳥の王子」
(アンデルセン童話集・野の白鳥)
本の上に置かれた編み込まれた衣服が、
白鳥の王子の哀しさや勇気を
際立たせ、
訴えてくるようです。
ちいさな文庫の中にある
大きな謎や真実を、
一緒に探してみたくなる、
小林さんのブックアート。
ウィンドウや店内で、ぜひ、ご覧ください。