2009年9月2日

なつかしい気持ち

Photo
30
30年代ブックフェア・たかいひろこ原画展

モーニン : たかいひろこさんの「月にまだうさぎがいたころ」の原画展、とても懐かしくて和みました。
イブニン : うん、ボクら、まだ生まれてないのに、なぜ懐かしいんだろう。
モ : ふふ。あのイラストに描かれている風景は、おかあさんやおとうさんの記憶の中にあって、私たち子どもたちのDNAに含まれているんじゃないのかしら。もしかして。
イ : そうかもしれない。DNAだよね。うん、だからボク、恐竜も怖いのかな。
モ : まあね。
イ : でも、昔のいいところを知っていることはとてもいいことだね。比較できるし、今と。でも、思い出というのはだいたいはいいことばかり残るような気がするな。
モ : うん、人の記憶って、嫌なことは、ひとりでに忘れるようになっているらしいよ。
イ :  それはうれしいな。たかいさんの絵は、こどもが見た風景だったね。ボクも、もっと先になってから、今のボクのことをどんなふうに思い出すのかしら。
モ : さあね。過ぎてしまった時間、今はもう失ってしまった大切なこと、それをどう今に生かせるか、ですよね。人生はどのようにも変えられるのよ。
イ : うわっ。どうしたのモーニン、いきなりそんなポジティブ思考になってしまって。
モ : イブニンこそ、一会話の中にカタカナ語をふたつも入れちゃいけないって、決めなかった?
イ :決めてねぇよ。それに「モーニン」は、あなたの名前でしょーが。またメチャクチャなことを。ボクらの会話は先が見えないですね。だから再び、決して、思い出せないぞ。
モ : まあまあとにかく。たかいさんのイラストで、しみじみできた二週間でしたね。ご来廊のお客様にも喜んでいただけて良かったです。たかいさんもお疲れ様でした。9月8日から始まる「Gift Show」の「ARTIIST VISION」(9/8~9/11・東京ビッグサイト)に出店されるそうですよ。

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