2010年11月12日

近藤オリガさん「新・バベルの塔」新制作展で絵画部賞受賞!   / 赤瀬川原平写真展

 

毎度ありがとうございます。11月に入って、おかげさまでお店の営業もだんだん軌道に乗ってきています。

長い休廊で、お知らせも遅れておりましが、嬉しいニュースをひとつ、お伝えします。

今年、「ヴァリエテ本六」で個展を開催していただいた、近藤オリガさんが、2010年 第74回新制作展で絵画部賞を受賞されました。 9月に国立新美術館で展示されていました。

個展で出品され、DMはがきに使った孤独の天使」、そして5月の“本の思い出”展のために描いて下さった「認識の階段」にも描かれている少女が、再び右下に表れています。

移動用の車輪がついている「新・バベルの塔」、なんとも不思議で象徴的な油彩画です。

近藤オリガさんの絵画は、引き続き、ギャラリーの常設展でご紹介しています。

どうぞご覧ください。

第74回新制作展新バベルの塔 S100

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さて本郷通りの銀杏並木、例年に比べて今年はまだ黄色に変わっていません。

夏の暑さが長引いて、紅葉が遅くなっているのでしょうか。

先日、「赤瀬川原平写真展 散歩の収獲」を観に、あざみ野市民ギャラリー行ってきました。

市民ギャラリーの前の銀杏も、紅葉はもう少しだね、という感じでした。

展覧会は、日本カメラ社で刊行された「散歩の収獲」の紙面で拝見するのとはまた異なって、ダイナミックな面白さが倍増でした。

 

私が時に気にいった作品は「古味(古味)過激」などの、動物の立体像を撮影した3点。えもしれない哀感を感じました。

つい、笑ってしまうんですがね。

写真とタイトルとの微妙な兼ね合い、なんとなく文人画みたいな領域です。

対談の中で、「未来を予見するのは必ず冗談の中にある」、という建築家の藤森氏の言葉をあげて居られましたが、

納得しつつ、秋の気配がひたひたと漂っている、あざみ野の日没前に、帰路についたのでした。

 

赤展

 

 

 

 

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