2011年5月2日

福島のお米・・・農産物、「相馬野馬追」。

 

  昨日、古本市に行った折、お隣で福島の農産物のキャンペーンをされていたので、福島産コシヒカリのお米を買いました。そのほかにも美味しそうなものがたくさんありました。

  福島県南相馬市出身の知人Fさんから、メールをいただいています。以下にご紹介しておきます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/24

現在、福島の第一次産業は大きな試練の時にあります。

南相馬では福島第一原発の放射能により、今年の稲作は全面的に許可されないことになりました。

その他の農作物もほぼ同じようです。

その一方で、福島の他の地域では農作物を出荷してもいいという許可が次第にだされてきて、今ではだいぶいろいろな地域から首都圏へむけて出荷できるところまできました。

しかし卸売市場ではなかなか値がつかず、受け付けてはもらえない状態です。実際東京のスーパーで福島産の野菜や果物を見かけることは皆無です。

いわゆる「風評被害」ということなのでしょうが、食べ物や水はかなりセンシティブな部分であるので、解消されるまでは時間がかかると思われます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

福島の農家や農協のほうでも、卸売りのルートにのらないならばいったいどうやって売ればいいかわからないというのが大きな問題となっているようです。

つまり、これからは農家とその作物を理解して購買してくださる方々との直販のような形でやっていかなくては、消費者との接点を持つことはできなくなるでしょう。

自らが営業活動をする。

Webでお店を開く、イベントに参加するなど。

農家がわとしても、これまでにくらべてより高いモチベーションが要求されると思われます。

作って終わりというのではなくて、直接消費者へお届けするという努力が問われてくると思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

JA福島の方でも果物ジュースなどでがんばっていらっしゃるようです。http://www.fs.zennoh.or.jp/

 

 また一例として、こちらの二本松農園さんをご紹介いたします。

彼らは一般の農業家でいらっしゃいますが、web販売にてひろく福島の農作物を送り出しています。代表者の斎藤登さんのブログもあります。わたしもこちらからお米5キロを買いました。http://www.farm-n.jp/

 福島の野菜を買おうと思っても、どこにも売られていないのでどこで買えばいいのかわからないというようなことをよくききますが、卸売のルートには乗っていない現状から、斎藤さんのようなweb site が一番確かであると思います。

斎藤さんは自分たちでつくった作物だけではなく、他地域の農家でできた作物や商品を窓口としてたくさん載せていますので、いろいろみることができます。

 それから東京駅近くにある福島県のアンテナショップでもいろいろイベントが開かれています。

http://www.tif.ne.jp/jp/sp/yaesu/ 福島のお酒もおすすめです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/23 

 

南相馬市 市長 桜井勝延氏がyou tube にて現状を発信しはじめました。(3月下旬から)

http://www.youtube.com/watch?v=YsbjfoyNNjA&feature=player_embedded

updateされているyou tubeもあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

南相馬では、「相馬野馬追」(そうま・のまおい)という郷土祭が毎年7月下旬に催されます。

http://www6.ocn.ne.jp/~nomaoi/   http://goldfish83.jugem.jp/?eid=308

このお祭りはもう1000年以上も続いているという伝統のある祭です。

これを今年もなんとか絶やさず続けようというので、相馬野馬追実行委員会が活動をすでに開始しているそうです。

こういうときであるからこそ、お祭りをやろうとみなさんたちあがっていらっしゃいます。

わたしとしてはたくさんのボランティアの方がたにも参加していただいて祭が成功することを願うとともに、実行委員会のかたがたとしてもyou tubeに現状をupしていってもらいたいと思っているところです。

そうすれば、お祭りの郷土性も高まっていくと思うし、歴史的にも、そして人間関係のコミュニケーションとしても大きく寄与するところがあると思うからです。

今回のお祭りはそういう意味で門戸をひろげて、広くたくさんの相馬以外の人々の参加も歓迎されるべきだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

  Fさんは、南相馬市に帰郷されています。帰られたら、お話をうかがってまた報告します。 

  福島産コシヒカリ、美味しいです。お奨めの福島のお酒も、やはり美味しいですよ。 

 

 付記・・・このブログをアップした翌日、「相馬野馬追」のお馬さんたち29頭が、無事、避難のため移動したというニュースが新聞等に載りました。

 

 

 

Back to top