夜の農学部には、空間移動ができる場所があるんだよ。
ちょっと見は和める「お休み処」風だけど、夜になると、変わる。
そこはあなたを「試す場所」に変わる。
不思議なラインで囲われたスペースの真ん中に立ち、36秒。
湿ったひんやりした空気を、お腹の底から吸い込んでみる。
と、農学部発 ! どこまでも、どこへでも飛んで行ける。
まるで恒川光太郎の小説「神家没落」の移動する家みたいに・・・。
農学部の夜は深~い。
猫が出歩いているだけじゃないんだね。 左の階段は言問通りを越え、工学部側へ渡る陸橋へ続いている。
さて、不思議なスペースを管理しているのは、この樹木。
生きているマジシャン。 (*「壁際のバンザイじさん」の甥っこという説も)。
「あんたも、試してみるかい?」 と、気づいた人だけに、四本の腕で誘いのしぐさを見せている。
昼間はいたって楽しげに、サルサなんかを踊っているんだけどね。
というようなことを、想像しながら食べた、
今夜のニューデリーディナー(農学部生協食堂・略して農食)
ご飯は赤米のM。
野菜中心にチョイスして、計570円。財布にも体にもやさしいです。
ああ、今日も農学部萌え~。