空を見上げるきよ姉 ホットケーキが焼けるまで⑦

2010年7月8日

大雨の災害には、今更ながら、水の底知れない恐ろしさを教えられます。普段はわからない「流れ」という活動の意味合いに、そのたびに気付く都会人です。近くに川はあっても、風景として眺めるしかできない。そこからもう一歩、足を進めたいです。 激しい雨、静かな雨、サラサラと降る優しい雨、驟雨、霧雨、春雨、雨にもバラエティがありますね。雨は嫌いではありません。明け方に、窓から聴こえてくる雨音は、落ち着いた気分も届けてくれます。雨音で目を覚ました夏の記憶が、蘇ってきたりもします。思い出すことができる記憶は、殆どがいいことばかりではないでしょうか。 「雨の音を聴きながらお昼寝するのが、一番のお楽しみ。でも昼の蒸し暑さに負けたのか、ゴチになったさわらの西京焼きのせいなのか、耳が熱くなっちゃって、秘密の巣穴に丸一日引きこもっていましたの。皆さんも食べ物には気をつけてください。塩気は最小限に」 …と、申していたきよちゃん。明日は晴れるかなと、空を見上げています。 TS2D0562.JPG

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