洞爺湖に雪が降ったそうです。
雪がどんどん降っている、靄がかかったような湖がテレビで映されていました。
ちょうど10日前に洞爺湖畔でお茶をしたのでした。
車に積んでいた椅子とかテーブルとか、きれいな色の落ち葉の上に並べて、水を沸かして紅茶を淹れて、
ウインザーホテルで買ってきたプラムのペストリーを食べたのでした。
晴天でした。風が強い時刻で波が打ち寄せていましたが、薄手のコートで十分な暖かさでした。
雪が降る前に行けて、よかったな。
来年春は湖畔でキャンプをしたいね、と紅葉を始めた木々の下で札幌在住の旧友夫妻と話しをしました。
雪に覆われてしまう日が近いと、羊男は僕に注意を喚起していました。『羊をめぐる冒険』の中で。
「あと十日で道は凍てついてしまうんだね?」/「たぶんね、誰も上がって来れないし、誰も降りて行けない。よい季節だよ」
あ、本当にそうなんだと、雪の洞爺湖を見て実感しました。北海道の魅力を少しだけ知ったわけです。
洞爺から函館までは電車で移動しました。
長谷川潾二郎展を見てから、飛行機の時間まで時間があったので、市電に乗って十字街で降り、ベイエリアをちょっとだけ歩きました。
有名な急坂を下ると、サンフランシスコを思い出し、ハリストス正教会のあたりは横浜の山手みたい。
「いるかホテル」みたいな、古い建物も素敵でした。港町はどこかしら似ているところがあります。
気分も一新できた本当に楽しい旅でした。
5か月間、すごろくみたいな日々で、それなりに忙しい毎日でした。
体調万全にはまだまだ時間がかかりますが、とりあえずすごろくはアガリ。
明日から、ギャラリーを開きます。またよろしくお願いします。
そして、ホットケーキはまだ焼けてないので続きます~。