10月の洞爺湖–北海道へ長谷川潾二郎を見に行く [ホットケーキ⑰+1]

2010年10月27日

洞爺湖に雪が降ったそうです。

雪がどんどん降っている、靄がかかったような湖がテレビで映されていました。

ちょうど10日前に洞爺湖畔でお茶をしたのでした。

車に積んでいた椅子とかテーブルとか、きれいな色の落ち葉の上に並べて、水を沸かして紅茶を淹れて、

ウインザーホテルで買ってきたプラムのペストリーを食べたのでした。

晴天でした。風が強い時刻で波が打ち寄せていましたが、薄手のコートで十分な暖かさでした。

雪が降る前に行けて、よかったな。

来年春は湖畔でキャンプをしたいね、と紅葉を始めた木々の下で札幌在住の旧友夫妻と話しをしました。

 

雪に覆われてしまう日が近いと、羊男は僕に注意を喚起していました。『羊をめぐる冒険』の中で。

「あと十日で道は凍てついてしまうんだね?」/「たぶんね、誰も上がって来れないし、誰も降りて行けない。よい季節だよ」

あ、本当にそうなんだと、雪の洞爺湖を見て実感しました。北海道の魅力を少しだけ知ったわけです。

 

洞爺から函館までは電車で移動しました。

長谷川潾二郎展を見てから、飛行機の時間まで時間があったので、市電に乗って十字街で降り、ベイエリアをちょっとだけ歩きました。

有名な急坂を下ると、サンフランシスコを思い出し、ハリストス正教会のあたりは横浜の山手みたい。

「いるかホテル」みたいな、古い建物も素敵でした。港町はどこかしら似ているところがあります。

気分も一新できた本当に楽しい旅でした。

 

5か月間、すごろくみたいな日々で、それなりに忙しい毎日でした。

体調万全にはまだまだ時間がかかりますが、とりあえずすごろくはアガリ。

 

明日から、ギャラリーを開きます。またよろしくお願いします。

そして、ホットケーキはまだ焼けてないので続きます~。

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