お皿の上で生きていた植物 伊豆高原・南庭工房  [ホットケーキ34]

2011年5月23日

 

 

伊豆高原アートフェスティバルに行ってきました。110522_1520~01 

 

「南庭工房」での、谷川晃一・宮迫千鶴二人展です。

今回は版画ではなく、絵画の展示が中心でした。

 

宮迫さんの「赤」色はとても好きです。特に1998年の赤が。

すっきりとしていながら、目の覚めるようで、積極的なまっすぐな「赤」、倫理的な感じもあります。きれいでした。

 

 

四年前、宮迫さんがご自宅で療養されていた時に、お見舞いにお送りしたお皿の上の植物が、また伸びている、生きていると谷川さんから伺っていて、それもぜひ、見てみたいのでした。

 

真緑の針葉植物類を、幾種類かお皿に土をもってまとめて植えてあって、不思議な{盛り合わせ}を選んだのは、おうちの中でも、緑が生きていると、気持ちがいいだろうと思ったのです。

 

たしかに、植物はちゃんと生きていました。

丈は半分くらいで。葉っぱはちょっと黄色がかっていましたが、お皿の上で、よく生きていてくれました。ありがとうと言いたいです。

 

谷川さんも、お水をたくさんかけていたそうです。土もそのままです。

雑草のようなものまで生えていて、人がデザインした盛り植えなのに、野生のパワーを感じました。すごいなぁ。

見てみないとね、と谷川さんはおっしゃっていました。見て納得です。

 

 

近くの温泉にもちゃんと行ってきました。

2005年、宮迫さんと練馬美術館で再会できたときに、教えていただいた温泉です。

改装前の店舗にも足を運んでくださり、そして1年後。2006年11月に、宮迫千鶴展「珈琲色のStory」を、開催したのでした。

 

 

小雨もちらついたようですが、晴れ女の私はまったく濡れることもなく、

約20分位の駅までの坂道を、ひとりでとことこと歩いて戻りました。

日帰り旅、いい日曜日でした。

 

 

☆「南庭工房」http://www.nantei-kobo.co.jp 会期中 金・土・日 13~17pmオープン

  伊豆高原アートフェスティバル 5/31まで開催。 http://izukougen-artfes.com

 

 

 

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