「南庭工房」での、谷川晃一・宮迫千鶴二人展です。
今回は版画ではなく、絵画の展示が中心でした。
宮迫さんの「赤」色はとても好きです。特に1998年の赤が。
すっきりとしていながら、目の覚めるようで、積極的なまっすぐな「赤」、倫理的な感じもあります。きれいでした。
四年前、宮迫さんがご自宅で療養されていた時に、お見舞いにお送りしたお皿の上の植物が、また伸びている、生きていると谷川さんから伺っていて、それもぜひ、見てみたいのでした。
真緑の針葉植物類を、幾種類かお皿に土をもってまとめて植えてあって、不思議な{盛り合わせ}を選んだのは、おうちの中でも、緑が生きていると、気持ちがいいだろうと思ったのです。
たしかに、植物はちゃんと生きていました。
丈は半分くらいで。葉っぱはちょっと黄色がかっていましたが、お皿の上で、よく生きていてくれました。ありがとうと言いたいです。
谷川さんも、お水をたくさんかけていたそうです。土もそのままです。
雑草のようなものまで生えていて、人がデザインした盛り植えなのに、野生のパワーを感じました。すごいなぁ。
見てみないとね、と谷川さんはおっしゃっていました。見て納得です。
近くの温泉にもちゃんと行ってきました。
2005年、宮迫さんと練馬美術館で再会できたときに、教えていただいた温泉です。
改装前の店舗にも足を運んでくださり、そして1年後。2006年11月に、宮迫千鶴展「珈琲色のStory」を、開催したのでした。
小雨もちらついたようですが、晴れ女の私はまったく濡れることもなく、
約20分位の駅までの坂道を、ひとりでとことこと歩いて戻りました。
日帰り旅、いい日曜日でした。
☆「南庭工房」http://www.nantei-kobo.co.jp 会期中 金・土・日 13~17pmオープン
伊豆高原アートフェスティバル 5/31まで開催。 http://izukougen-artfes.com