いつもは2月半ば過ぎたころから、調子が上向きになっていくのですが、
今年はちょっと異なる経過をたどっています。
寒さのせいなのかというと、どうもそうではなさそうです。
3月11日はなんとかギャラリーに出ることができ、オフィス奥で黙祷を捧げました。
不調は、もとをただせば大震災の影響が大なのだと思います。
なかなか愉快になれない日がずっと続いています。
しばらく前から[座骨神経痛}というのが発症。腰椎がずれて神経に障っているようです。
座るのも横になるのも痛いし、そろそろしか歩けないので、
ギャラリーのお留守番を皆さんにお願いして、
2、3日安静にしていました。
休んでも全然治らないのですが、とりあえず鎮痛剤の服用で痛みは少なくなってきました。
整体にも通って、痛みがとれてくれば、歩くことで治せるのではないかと思っています。
どこかしら悪くなっていく年齢なので、あちこち治療しながら、また。
今日は久しぶりにギャラリーに出たので、思い切って帰りに本屋さんへ。
新刊を買ってきました。神経痛をいやすのに効きそうな2冊—。
堀江敏幸さんの「振り子で言葉を探るように」と、
保坂和志さんの「魚は海の中で眠れるが 鳥は空の中では眠れない」です。
今の私にとって必要なことが、見つけられるかもしれない。
体調が悪いと、小説はちょっと読めそうもない。
そういえば、昨年末に大慌てで書いた原稿の校正をしたら、
まわりくどかったり、引用文の写し間違えなど多く、ガックリ。
まったく、力不足ばかり感じるこの頃です。
いろいろな原因があるのだろうけれど、何かのせいにするのはだいきらい。
これからは狭く深く、謙虚な読書人になりたいと、誕生日を前にして思いました。
たくさんおもしろい本を読んで、広い空を眺めていきたいです。