春をよんでくれる、三本のともだちの木  [ホットケーキ54]

2012年3月22日

杏の花071

 

杏のつぼみが開きそうです。

朝、二つくらい開花していました。

今年はジャムを作るのじゃなくて、ともだちに杏酒を作ってもらってもいいかなと思います。

アンニンをとるのってどうやるのか、研究もしよう。

 

 

 

 

梅1065

 

 

 

 

 

梅も一枝、ふっくらしていたと思っていたら、

もう開き始めました。

 

毎年、この梅をいただきたいといらっしゃるおばあさんがいました。梅おばあさん、と呼んでいました。知らない方です。

三年くらい続きましたが、そのうちにいらっしゃらなくなって。どうなさっているのでしょうか。

お礼にと、梅干しをもってきてくださいましたが。

 

 

 

 

桜のおばあさん003

そしてもう大切なもう一本の木・・・いつも通る稲荷神社の桜のおばあさん。

ごつごつしているけど、みごとな桜を咲かせる枝でしたが、

なにゆえか、いきなりこのまえの朝、たくさんの人が神社にいて、桜の枝も切っていったのでした。

 

道に向かって伸びている枝に、毎年、きれいにどさっり、花が咲きました。

特に夜道に見上げる桜の花、それはそれは美しかったのです。

枝が電線に触れると危険だからなのでしょうか。

電線を別のところに移動すればすむことではなかったのではないでしょうか。

 

毎年、たくさんの歩行者が、桜の木の枝からひらひらと落ちてくる花びらを楽しみ、見上げていました。

 

こうして、切り口をこちらに見せている桜の木は、豪勢な感じから貧相な感じになってしまったようで。

木の勢いが減らないか、もっと年老いたりしないかと、心配です。

 

ちょうど、今読んでいる保坂さんの「魚は海の中で眠れるが 鳥は空の中では眠れない」にも、公共の場所に立っている木の伐採についての文章がありましたが、古い木を切るときは、よーく考えたほうがいいと思います。

植物は、人間より長生き。木は長寿。じっさい、生きているのだからね。

 

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