モーニンとイブニンが「川の光2」が終わったことを寂しがっていました.
さいごのタッタとチーチの会話は、
新たな冒険の旅の始まりを暗示させました。
わたしはたまたま、川の近くに住んでいるので、
毎日のように川を渡ります。橋の上から川を見る癖があります。
朝は川を見下ろして水鳥や水草などの様子を確かめて駅に向かい、
夜は川の流れの先の橋を、その先を遠く望んで、
川の上に浮かんでいる月を確かめるのが習慣です。
今日は月と星が、すっきりと見えました。
川の植物、水鳥、川辺の動植物は常に変化しているので飽きません。
小さな流れもやがて海に繋がっている、
それが<光>?
お話は終わっても(「川の光3」があるかも。)、
まだ、少しだけ知っている、なじみの川がそこに流れていることに喜びを感じました。
「しかし、それで良いのだ。どんなにその内部にとどまっていたくても、いずれは終わりが来ること、
来ざるを得ないことそれ自体も、物語というものの持つ本質的な魅惑の一つなのだから。」
(2012/10/30読売・松浦寿輝さんの「連載を終えて」より)